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土, 07 1月 2017 16:41

登津羅~瀧澤の石仏

 
                             【 登津羅~瀧澤の石仏 】
12月、登津羅の山林境界確認(杭入れ)のさい、登津羅と瀧澤の
峠に5体の石仏があると知りました。
雪が降る前に撮影しておきたいと思い、1月7日の正午からえっさほいさ
り。
この五人組です。木漏れ日のため撮影はたいへんたいへん 「(´へ`;
そこで日が傾くのを待っていたら、今度は一気に暗くなって全然だめ。
でも時間をかけて見ていたら、なかなか楽しかったのです。
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まずいちばん右の観音さま。頭の形状や三界万霊の彫刻などから推定すると、
馬頭観音ではなく聖観音か?
宝暦11年(1761年)と彫られており、実は石神の馬頭観音と同じ
年の造立です。なにか事情があったのでしょうか?  「(゚ペ)
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なお、宝暦~寛政(1700年代後半)ころの石仏は優れたものが多い
のですが、この像についても顔の表情など品があってよいと思います。
なお左胸の前にある丸いものは、風雨で摩耗していますが、蓮のつぼみです。
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右から2番目はお地蔵さま。
頭に鳥の落としものがついています。なんだか、絵文字の汗( ^_^; )みた
いでナイスです。
なお、お地蔵さまも丸いものを持っていますが、こちらは蓮ではなく宝珠という
魔法の珠です。
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真ん中のは妻之神(さいのかみ)
村の境などに祀られ、悪霊や病気の侵入を防ぐのが役目でしたが、近世に
は交通安全・子孫繁栄などオールマイティになっていったようです。
なお、妻の字の上方向のスキマが大きいのと、神の字の右の縦棒がにょろん
と曲がっているのが気になりますが、
 『 ありゃ、もっと上の方から彫らなくてはいけなかったな・・・全体に下の方
   へ寄ってしまったぞ。これじゃ神の文字が小さくなりすぎちゃうか・・・
   ええい!これでどうだ!? 』 
なんてドラマがあったかどうか? 
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右から4番目の観音さま。頭の形状からこれは馬頭観音か?
天保15年(1844年)造立 
像の見応えでは、最初に紹介した宝暦の像に及ばないかと・・(ごめん)
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いちばん左の小ぶりな仏像。馬頭観音か?
思わず、 『 おまえさん、小まいねえ~ 』 と声をかけました。
実は ❝この世界の片隅に❞ の周作さんの 『 すずさんは、小まいのう 』
というセリフがふと浮かんだので・・・・
この映画、昨年11月に2回も見てしまいました。
私事ですいませんが。 ヾ(_ _。)
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 (投稿 Mさんありがとうございます)
 
 
 
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