【 大日堂の仏像調査 ③地蔵菩薩 】 2月15日(水)に実施した、大日堂の仏像調査報告の3回目です。 前回も述べましたように、これは、自治区等の公的行事ではなく、私Mの個人的な調査ですので、区長のところに無言電話をしたり猫の仔を宅急便で送りつけたりなどの嫌がらせをしないようにお願いします。 ではY先生、そろそろ・・・ で、今回はこの地蔵菩薩です。 実はこの像、年代の判定が難しく、一見古そうではあるものの、近代的な印象を感じさせる部分もあるんだそうです。 とりあえず膝から上は鎌倉時代としました。 膝から下=割れ目から下は江戸時代の後補だそうで、なるほど、色や彫のラインが鮮やかですね。 いずれにせよ修復したのはエライ! なお、このお地蔵さまは右足を曲げ、左足を踏み降ろした姿(半跏趺坐=はんかふざ)ですが、いつでも出動できそうなかんじでなかなか頼もしいです。 今まで、この細くて長い目がいいね・・・と言っていたのですが、実は後補で厚塗りしたさいに目が細くなったようだとのことです。 本来の顔はどうだったのでしょうか?見てみたい。 また、この像も目は玉眼(水晶などが入っている)でした。 なお、以前も紹介したように、右手には杖(錫杖=しゃくじょう)、左手には(宝珠=ほうじゅ=願いをかなえてくれる珠)があったと考えられます。 ところで、今回、仏像のお好きな方でもあまりご存知ないであろう新発見がありました。 実は以前から、三十三観音の中に、よくわからない像が2体紛れ込んでいるのが気になっていました。しかも壊れている・・ 人に聞かれたときなどは、金剛力士(仁王さま)の仲間の特殊部隊だなどといいかげんなことを言ってました。 ちなみにこれが金剛力士で、門の左右におられます。『コラ~!』(法隆寺で私が撮影) ところがY氏によれば、そうではなく、これは掌悪童子(しょうあくどうじ・向かって左)と掌善童子(しょうぜんどうじ・同右)と言って、お地蔵さまの侍者だそうです。 で、これが一緒になったところ。めでたしめでたし。 ヽ(^◇^*)/ 私が知らなかったのも無理はなく、世間に余り例がないとのことでした。 参考によその例を探したらやはり少ないようでしたが、こんなのがありました。 和歌山県新宮市にある曹洞宗のお寺の宝珠寺さんの像です。(HPから借用) ところが、この掌悪童子を見ると左腕を上げていますが、ウチの彼は右腕を上げています。なんで・・・? 実は、ウチの彼は折れた左腕を右に接着されるという医療ミスに遭ったらしいのです。どうすべえ (゚ペ)? 以上、今回のお地蔵さまについてもなかなか波乱に富んだ調査となりました。 いいぞ!押山大日堂! (投稿 Mさんありがとうございます)