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日, 26 7月 2015 00:00
第2回 大日堂に伝わる謎の仏像
押山の文化財を紹介します (o^∇^o)ノ
(第2回 大日堂に伝わる謎の仏像)
大日堂正面の左下に小ぶりでちょっといい感じの仏さまがおられますので、
今回、謎解きをしながら紹介します。
≪ この仏さまはどなた? ≫
頭は長髪で冠をしてみえるので、
菩薩グループ(観音菩薩・文殊菩薩・普賢菩薩などなど)の一員らしいとわかります。
では、具体的にはどの菩薩さんでしょうか?
ここで、仏像見分けの重要ポイントである手が折れてしまっているのが残念ですが
・・・・ | ̄ω ̄、|
手の位置関係や左手が握られていることから、多分、こんなふうだったのでは?
と想像できます。
すなわち、左手に蓮(はす)の蕾(つぼみ)を持ったスタイルです。
だとすれば、これは観音菩薩、
さらにそのなかでも一番基本的な聖観音(しょうかんのん)です。
≪ この観音さまはいつごろのお生まれ? ≫
ここで注目すべきはお顔です。
このお顔は江戸時代のものではありません。
だいたい14世紀(鎌倉時代末~室町時代初)ころのものです。
前回紹介した大日如来の方は典型的な江戸時代のお顔なので、
比べてみると違いがよくわかります。
ただし首から下については後世のものかもしれません。
でも、お顔が14世紀とはちょっとビックリです。 w( ̄o ̄)w
それにしてもよいお顔だと思います。
横顔もキュート d(⌒ー⌒) グッ!!
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